Report
ウェルフェア参加報告
作業療法推進活動委員会
新美 修治(南医療生協かなめ病院)
5/22(金)〜24(日)の三日間,ポートメッセなごや(名古屋港金城ふ頭)において
「第12回国際福祉健康産業展(ウェルフェア2009)」が開催されましたが,今回,愛知
県作業療法士会として初めてウェルフェアに参加・出展させていただきました。
ウェルフェアは毎年この時期に開催されている中部地区最大の福祉・健康関連の総合展示
会です。今年は新型インフルエンザが問題になり始めた時期と重なってしまいましたが,
来場者数約7万人規模の展示会として無事開催されました。
今回,愛知県作業療法士会としては,ブース出展とワークショップの2本立てでの参加と
なりました。
ブース出展については,愛知県理学療法士会や愛知県老人保健施設協会などの他団体と内
容が重複しないよう,また,一般来場者にまず関心を向けてもらうことを考えた結果,
「“脳トレ”体験」と題し,かなひろいテストとストループテストを行うこととしました。
これらは,私たちが臨床でよく用いる評価法ですが,「遊び感覚で気軽に参加していただ
けるのでは」と考えました。初日は展示方法や呼び込みの仕方など試行錯誤の繰り返しで,
自分たちも“経験してみて初めて分かる”ことの連続でした。しかしその甲斐あって,来場
者数も初日こそ41名でしたが,二日目は88名,最終日は107名となりました。来場者の
反応として,昨今の認知症に対する関心の影響もあるのか,積極的に挑戦される方がいる
一方,「悪い結果がでると嫌だから」と断られる方,テスト用紙だけを持ち帰られる方な
ど様々だったことは,出展者としては興味深いものでした。同時に,パンフレットの配布
も行いましたが,身障分野だけでなく,精神障害・発達障害・認知症など各分野の資料に
も多くの方が関心を示されており,まだまだ作業療法をアピールする余地があると感じま
した。
ワークショップは,東海医療科学専門学校の小原正俊OTRに講師をお願いし,「手作り
テーション〜心が動けば,体も動く:創作活動からリハビリテーションを考える〜」とい
うテーマで,アクティビティ体験をしていただきました。当初,60名定員で予定していま
したが,最終的には100名を超す方々が参加されました(このうち,4割程度は作業療法
や介護福祉関係の学生さんのグループ参加でした)。 一般の講演会の雰囲気とは違った,
実際に参加者が熱心に作品作りに取り組まれている様子には,主催者側も高い関心を示し
ていました。まさに,アクティビティを通して意図した効果を引き出そうとする「作業療
法」ならではの場面だったと思います。短時間でしたが,一般の方々に作業療法の一端を
知っていただく良い機会になったと思います。
今回のウェルフェア出展については,2月に主催者側から出展要請をいただき,県士会
として積極的に参加・協力することとしましたが,何分これまでの経験が無く,また,事
務手続きの期限などの制約もあり,十分な準備ができませんでした。出展内容,ブースの
展示方法,企画・運営スタッフの集約など,反省点・課題が多く残りましたが,今回の“始
めの一歩”の経験を今後につなげていきたいと思います。「私も企画・運営に参加してみた
い!!」と思った方はぜひご連絡ください!!
また最後に,お忙しい中にも関わらず運営にご協力いただいた先生方にお礼申し上げます。

